ヤンゴンの交通事情

ヤンゴンの交通事情についてです。

現在のわかっている範囲で書きますが今後何かあれば追記していく予定です。

 

まずヤンゴン市内は警察以外バイクは禁止です。そのため車で移動することになるのですがそのせいか渋滞が多いです。また、ダウンタウンの中心部以外は基本的に信号がないため、道を渡るには無理矢理道を突っ切るしかないです。コツを掴むためにも最初は他の人と一緒に渡るのが無難かと思います。

 

不思議なのは元々イギリスの植民地だったはずなのに車は右側通行、でもバス以外右ハンドルばかりです。右ハンドルが多いのは単に日本の中古車が多いためなのかもしれません。日本の会社名が残ったままのトラックをよく見かけます。

 

2018年2月24日追記

ヤンゴンで多数を占める右ハンドルが輸入禁止になるようです。

右ハンドル車の輸入、2018年から重機除き不可能に | 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

タクシー

ヤンゴンは広いので歩いて回るのは厳しいです。旅行の際にはタクシーによくお世話になるかと思います。ミャンマーでのタクシーは事前に目的地を伝え、値段を交渉するというのが現地でのやり方になりますが、事情がよくわからない初めての旅行者にはハードルが高いです。そこでおすすめなのがGrabというアプリです。使い方はこちらのページを参照してください。

angndk.hateblo.jp

 

一点補足しておきますと初期登録の際に電話番号とメールアドレスが必要です。登録した電話番号にSMSで認証用の番号が送信されるためそれを入力すると登録完了です。

登録する際の電話番号ですがタクシーのドライバーが連絡することがあります。そのためミャンマーで通じる番号を登録しましょう。大抵の方はミャンマー到着後に現地のsimを購入すると思うので日本ではなく現地に着いてから登録しましょう。

 

Grab以外にもUberなど他のアプリもありこちらのページに比較記事が乗っています。

【タクシー配車アプリ4社比較】女性の深夜利用にはタクシー配車アプリがオススメ。しかし「Hello Cabは2度と使いません。」 | From Yangon(ミャンマーブログ)

すぐに手配してくれることと料金が事前に分かることからやはりGrabがおすすめかと思います。上記の記事を見るとGrabが高いように見えますが交渉なしでタクシーを利用するとそれ以上に高くつきます。ミャンマー語が話せる、あるいは値段交渉は得意というのでなければ利用をお勧めします。

 

バス

現地の人はもっぱらバスを利用します。昔は多くのバス路線が走っていたようですが今は整理されたようです。とはいえどこに何が走っているのかを把握するのは難しいです。と言うわけでやはりアプリを利用しています。

ヤンゴンではバスアプリがあると便利 | Myanmar Tech Press

タクシーとは違い上記アプリのどれもがミャンマー語にしか対応していません。困るのがバス路線の数字もミャンマー語表記のため、使うには苦労します。私は39 Bite Puを利用していますが行き先を英語で入力すればなんとか検索してくれるためそれで対応しています。使うのは難しいですがやはり一律200ksという安さは魅力的です。

 

乗り方ですがバス停でタクシーを止める感覚で手をあげて止めます。バスが止まったら前から乗って乗るときに200ksを入れます。降りるときは後ろからですがどうやって降りるのかまだよくわかっていません(ブザーがない)。多分後ろのドア前に立つとおろしてくれるのかもしれません。うっかりすると乗り過ごす危険があるため現在地と降りる場所は時々GoogleMap等で確認しましょう。

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バスに乗るには200ksが必要なので200ks札をなるべく残すよう意識しましょう。500ks札しかなくお釣りを諦めて乗ったことがありました。そしたら何故か他のお客さんから300ksを渡されました。恐らく運転手の方がそのお客さんが乗るときにあの外国人に渡してやれと頼まれたのかもしれません。ただいつもそういう対応をしてくれるかはわかりません。他にも別のお客さんからあんたの降りるところは次だよと教えてくれたりとミャンマーの方々は優しいです。

 

2018年2月17日追記

バスにはブザーが設置されているものもあり、それは降りるのが楽です。ブザーがないバスに関しては未だによくわかっていませんが、おそらくこちらに記載されているとおり中国と同じかと思います。

中国でのバスの乗り方~路線バス編~ | ユーウェン中国語講座

ある時バスに乗った時に運賃箱ではなく隣の女性に渡すように支持されました。この人車掌かな?とか思っていたいたのですが途中で席に引き返してしまいました。上記のブログにあるように高額の紙幣しかない場合は他の客からお釣りを徴収しているのかもしれません。ただ上記ブログにあるように揉める可能性があるため観光客はやらないほうが無難です。

 

日本では道の両サイドにバス停があるのが普通ですが片方にしかバス停がないことがあります。乗っているときはどこのバスで降りるべきかアプリを見ながら注意しましょう。また、混んでいるときはバス停の前の道中で降ろされたり入口のドアが閉まらないまま発車することがありますがそういうものだと想って慣れましょう。

 

バスですが中には下記のようにドアが一箇所しかなくおっちゃんが声をかけて乗せようとするタイプもあるのですが使い方はよくわかりません。。。下記のバスはまだYBSと書いてあるので路線バスだと分かるのですが何も書いていない下記のようなバス(?)もあればトラックの荷台にのせるピックアップもありこちらはもはや現地の方でないと利用は厳しいと思います。

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他にもヤンゴン市内では自転車の横に乗るサイカーや鉄道もありますがそれは今後利用次第追記していきたいと思います。

フェリー

ダウンタウンの南側にはヤンゴン川が流れており、パンソダン埠頭からはフェリーや海上バスが出ています。フェリーで対岸のダラへ行くことができます。ダラからヤンゴンへ出稼ぎに出る人が多いらしく日常生活の足になっています。フェリーは日本から寄付されたもののため日本人はタダで乗ることができます。

どんな感じかフェリー乗り場に近づいてみたのですがうっかり押し売りガイドに引っかかりかなりぼったくられました。シュエダゴン・パゴダで引っかかって以来英語で話しかけてくる人には気をつけていたのですがフェリー乗り場の職員かと思って勘違いしてしまいました。ここに限らず値段は事前に確認を、英語・日本語で話しかけてくる人にはご注意ください。案内されたダラ、トワンテーは特に何もない田舎町でした。ダラは地球の歩き方に何も案内がないほどです。ガイドは元僧侶らしいですが還俗してしまえばただの人ですね。

ちなみにガイド曰く現在ヤンゴンとダラの間に韓国が橋を建設するプロジェクトをやっているそうです。(2018年2月24日追記:本当でしたヤンゴン~ダラを結ぶ橋の着工が 4月から開始 | Yangon Press)フェリーはそのうちなくなるかもしれません。なくなる前に見ておきたいという奇特な方以外はお勧めしません。

 

サイカー・バイクタクシー

上記、フェリーに乗った際ダラの街を移動する際にサイカーで移動しました。40代くらいのおじさんがちょっとした上りでキツそうに立ち漕ぎしているのを見ると二度と乗る気分にはなれないです。ダラからトワンテーに移動する際にはヤンゴンにはないバイクタクシーに乗せられたのですがデコボコ道を移動するのはヒヤヒヤします。こちらも次はないと思います。